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ジェイ・エア マガジン
2015年1月
皆さま、こんにちは!
J-AIRをご利用いただいている皆さまに、もっとご旅行を楽しんでいただけるよう、就航地先のオススメ情報をご案内いたします。今回は、私が学生時代を過ごした宮崎県をご紹介します。
大阪から宮崎までは、飛行機でおよそ50分。機内からは、高知県の室戸岬、足摺岬がご覧いただけます。
宮崎空港は2014年10月より、開港60周年を記念し、宮崎ブーゲンビリア空港と愛称が名付けられました。空港に着くと、南国らしいブーゲンビリアの花が皆さまを温かく出迎えてくれます。
さて皆さま、今回ご紹介する宮崎は、神々のふるさとと言われていることをご存知でしょうか?
宮崎には、多くの伝説や伝統文化、史跡が残されており、古事記に記されている、数々の神話の舞台となっています。
では、ここから少し、神話の世界を覗いてみましょう。
宮崎空港より、車で南へ約10分の所に、願いが叶う島、青島があります。
青島が、願いが叶う島と言われる所以は、島の中央にある青島神社にあります。青島神社は浦島太郎の話のモデルとなった、海幸・山幸の物語に登場する山幸彦と、その妻である、豊玉姫を祀っており、古くより縁結びの神様として有名です。境内には、二人が出会ったとされる真水の湧く不思議な井戸があり、本殿の奥の細い道を抜けると、元宮と共に、愛の木として知られる、夫婦ビロウの木があり、3つの神事を行うことにより、願いが叶うと言われています。
青い海と空、境内の赤、ビロウ樹の緑のコントラストがとても綺麗で、神秘的な雰囲気を感じる私のオススメの場所です。
そしてこの青島神社には、豊玉姫が後の神武天皇の父親となる子を産んだと言われる場所があります。それがこの鵜戸神宮です。
鵜戸神宮は本殿が洞窟の中にあり、全国でも珍しい造りとなっています。洞窟内には、豊玉姫が子どものために残したと言われるお乳岩があり、安産、育児祈願のスポットとなっています。また、鵜戸神宮では、境内近くにある、亀の形をした亀石をめがけ、運玉を投げ入れる願掛けが人気を集めています。男性は左手で、女性は右手で願いを込めて投げて見てください。枡形のくぼみに見事、運玉が入ると、願いが叶うかもしれません。
自然が作り出した洞窟の中に包み込まれるように鎮座する鵜戸神宮。目の前に広がる、雄大な日向灘の景色も圧巻ですので、ぜひ訪れて見てください。
今まで青島神社、鵜戸神宮をご紹介してきましたが、これら日本神話の原点ともいえるのが、みそぎ池と江田神社です。 江田神社には、日本を創ったと言われるイザナキ・イザナミが祀られており、宮崎でも屈指のスピリチュアルスポットと言われています。そしてご存知の方も多い天照大神は、このみそぎ池で生まれたとされています。
このように、古事記のハイライトともいえる物語の舞台となっている宮崎。
皆さまも神話を巡る旅に出かけてみてはいかがでしょうか?
また、宮崎には地鶏の炭火焼、チキン南蛮、冷汁など、おいしいグルメがたくさんあります!最近では、蒟蒻麺を使ったヘルシーな辛麺も人気です。辛さはお好みでお選びいただけますので、激辛好きの方はぜひ挑戦してみてください。芋焼酎を堪能した後のシメにピッタリですよ。
お土産には、できたてならではのサクサクの食感が楽しめる、わらべのチーズ饅頭がオススメです。
皆さまも、古代の物語に想いを馳せ、おいしいグルメと共に、宮崎の自然を満喫してください!