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ジェイ・エア マガジン
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2008.10.10
登場!あたらしい翼・エンブラエル170 〜本邦初!E170一等航空整備士誕生物語〜
新しくジェイ・エアの仲間に加わるブラジル・エンブラエル社製の小型ジェット機『エンブラエル170(以下E170)』。2009年2月の運航開始に向けて、整備士の訓練もすでに2007年7月から始まっています。前回の客室乗務員編につづき、今回は整備士の資格取得訓練の様子をお届けします!
さて、ここでいう整備士の資格って?それは「一等航空整備士」のことです。飛行機を運航するには、その飛行機の資格を持つ一等航空整備士による整備・安全性の確認が必要です。そのため、新たにE170一等航空整備士の資格を取得することになりました。
でも資格取得って、まだ飛行機が日本にないのにどうやって?そうです。そこが大問題です。しかもまだ見た事も触ったこともない飛行機です。そこで、まずは飛行機の概要を勉強するべく、E170の訓練を世界的に行っているスイスのSwiss Aviation Training社から講師を招き、成田で講義を受けました。講義はみっちり6週間。英語での授業ということもあってへこたれそうになりながらも、疑問点を一つ一つ皆で協力して考えたり、調べたりして理解を深め、徐々に頭の中でE170のイメージを作り上げていきました。
成田での講義が終了すると、次はいよいよ実機を使った訓練です。しかし、日本には実機がまだありません。そこで、E170の製造メーカー・エンブラエル社からE170を借用するため、ブラジルまで行くことになりました。ブラジルまでは約25時間にもおよぶ長旅。サンパウロ・ガリューリョス国際空港に到着した頃には、みんなヘトヘトでした。
さて数日後、いよいよ待ちに待ったE170とのご対面!想像していたより大きいのでビックリしました。実機訓練では、成田での講義で習ったシステムやその部品を実際に見て確認し、頭の中でできていたイメージと融合させ、整理しました。E170の中や外を毎日忙しく動き回り、機体の中にもぐり込み、細かな配管も順を追って全て確認しました。百聞は一見にしかず、です。実物を見ると、意外とイメージと違っていたり、大きさが違っていたりで驚きの連続でした。さて実機訓練修了後は、いよいよ一回目の国家試験!ブラジルでの試験のため緊張の連続でしたが、無事全員パス!ホッと胸をなでおろしました。
一回目の試験が終わると、次はシンガポールに移動です。なぜ、ブラジルの次はシンガポールなのでしょうか?二回目の国家試験であるエンジン試運転試験は、シミュレーター(模擬飛行装置)を使って行うのですが、その訓練を行うのに必要な装置がシンガポールにあるからです。エンジン試運転訓練では、周りと隔絶されたシミュレーターに入り、訓練を実施。まずはコックピットにあるスイッチ類の位置の確認から始まり、そして徐々に難しくなり、訓練が進むと後ろの教官から厳しい質問が飛んで来ました。覚えることは山のよう、しかもシンガポールの訓練所は24時間稼動なので訓練が深夜になることもあり、体力的にも精神的にもキツい訓練でした。
数週間にもおよぶシミュレーター訓練の後、再び国家試験を受験。シミュレーターを使った試験は最後の難関だけに非常に難しく、「生まれてこのかたこんなに緊張したことのない」ほど緊張しましたが、無事合格!成田〜ブラジル〜シンガポール。地球半周以上の距離を移動し、3〜4ヶ月の時間を費やしてすべての訓練と試験が終了。晴れて日本初のE170一等航空整備士となることができました。
E170の実機はいよいよ11月に日本に到着し、パイロット・キャビンアテンダント・整備士の訓練を経て、来年2月からお客様をお迎えする予定です。E170は、最新の技術を使い、最高の安全性を持った最新鋭の飛行機です。ジェイ・エア一丸となり、皆様の快適な空の旅のお手伝いをさせていただきたいと願っています。どうぞご期待ください!
 
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