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ジェイ・エア マガジン
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2007.02.22
機体は小さいけれど・・・
整備士として機側でお客様をお見送りする際、お客様から「この飛行機は小さいけど大丈夫?」と言われることがあります。そこで今回は機体は小さいものの大型機と変わらないCRJ200について説明致します。
CRJ200は、カナダのBombardier社製で座席数50席ですが、同型のCRJシリーズにはCRJ700(座席70席), CRJ900(座席90席)があります。もともとはBombardier社のchallenger (自家用jet)に座席数を増やし、お客様を運ぶように改造されたものです。その為、座席は全て革張りとなっています。 
2006/10/31現在、CRJ200 935機、CRJシリーズ1,475機がエアライン40社で使用され世界の空を飛んでいます。この内、約75%がアメリカ国内で使用されているのです。(アメリカ国内線の約50%が50人以下の飛行機)CRJシリーズは、ボーイング747(通称ジャンボ)とほぼ同等数、ボーイング767の1.5倍なのです。
それではCRJ200について、もっと詳しくシステムを見て行きましょう。
CRJ200は、ボーイング747-400に比べて機体は小さいものの、取り付けられているシステムはまったく同じなのです。エンジンも、ボーイング747-400と同じGE社製のジェットエンジンが使われています。大きさも出力も違いますが内部の構造は同じです。さらに、性能を保つ目的でエンジン内部を水によりクリーニング(水洗い)することも747-400と同じです。但し、CRJ200のエンジンには、この水洗い専用の装置(パイプ類)が装着されています。これはエンジン性能の低下防止にエンジン内部を掃除するものです。エンジンの性能データ−は、全てコンピューターによってモニターされています。皆さんはCRJ200のエンジンは2基と思っていらっしゃいませんか?実はもう1基あるのです。これは補助動力エンジンと言って、主に地上で電気、及びエンジンの始動や、エアコンを作動するための圧縮空気を作っているのです。
皆さんが空港でエンジンが回っていないのにうるさく思うのは、この補助動力エンジンが回っているからなのです。
電気は各エンジンに30KVAの発電機が搭載されています。飛行中は60KVA(30KVA×2機)となります。これは30A家庭の20軒分に相当するのです。
CRJ200の最大離陸重量は51,000LBS(23,134kg)で、滑走路の長さが1,768m以上あれば離陸でき、着陸は1,479m以上あれば可能です。
最大搭載燃料は14,305LBS(6,489kg)で、ドラム缶にすると約41本となります。(200L×41本=8,200L)燃料はケロシンと言って灯油系の燃料で、全て主翼に搭載されています。飛行機の燃料計はLBS またはkgで表示されます。これは飛行機が空を飛ぶには、重さが大変重要になってくるからです。
CRJ200・飛行機について関心を持っていただけたら幸いです。
皆様のCRJ200ご搭乗をお待ち申しあげております。
 
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